今回は色の付いたシンバルについてちょっと書いてみたいなぁ。
個人的には特殊なシンバルとして、前身はColor Sound 5を全身とするPaisteのVisionsと言う黒く塗られたシンバルを所有している。
それからちょっと前に取り上げたカップチャイム。
これは買い足したときにVisionsに合わせて黒塗りで特注した。
単純にルックスの効は大きい
この際、ハッキリ言おう。
メリットは二つだ。
一番大きいのは見た目。
普通のシンバルは色の濃淡があるとは言え、銅の色からしてして金色をイメージするでしょう?
それが赤や青、黒、白、緑って意外でしょう?
それこそ視覚効果を考えて全部のシンバルをカラーシンバルにしたときのルックスはカッコイイ。
但し、今の感覚だとそう感じるかはちょっと微妙だけれど。
今でもMike Terranaは特注してPaisteのカラーシンバルを使ってるね。
視覚的にその時に使うドラムシェルの色と合わせている模様。
Aquiles PriesterもPaisteの赤いカラーシンバルを使っているね。
今は使用していないけれどVisionsはTerry Bozzioのモデルみたいなものだったよね。
沢山の黒いシンバルに黒いドラムセット、着用するのは黒いタンクトップに黒いパンツ、
ドラムヘッドもエボニーピンストライプにボトムはエボニーと徹底していた。
なのになぜスティックは黒くない?みたいな。
良くも悪くも音に影響が出る
メリットと言えばメリットだし、デメリットと言えばデメリット。
それでもPaisteのカラーシンバルは使い物にならない程、塗装が音色に影響していることもあったけれど
程よくミュートされて倍音が整理され、サスティンも短くなることも期待できた。
実際僕が所有しているものは
「なんだこりゃ、鳴らないじゃん」
とはならないよ。
確かに試奏した中にはお話にならない個体もそれなりにはあった。
ただ、Visionsが廃番になりしばらく経った後で特注で注文できるようになってからは
そこまで問題のある個体は見ていない。
まぁ店頭でサンプル&即売として並べてある範囲に過ぎないけれど。
少々悪口になってしまうけれど、ZildjianのPitch Blackはどうしようもなかった。
個体差を考えてもマトモに使えそうなモノは見かけたことない。
本当に鳴らない。
例えて言うなら普通のシンバルにテープでミュートしたみたいな感じ。
それもミュートしすぎ、って感じの音。
塗装とはちょっと違うけれど、ZildjianのZXTのTitaniumも音色が硬くなってしまっていて
大分使い難いと思われる。
見た目的にとても綺麗でカッコよかったけれどね…。
ChinaとSplashは使えなくなかったけれど。

070109_2053~0001
叩けば傷はつく
当然ながら使用すれば傷や汚れはつく。
厄介なことに塗装やコーティングは剥がれる。
Titaniumはちょっと分からないけれど、Paisteの塗装されたモデルは剥がれます。
なので保管や移動する時はCymbagのようなケースなり保護するものが必須となる。
まぁそれでも実際に使っていると傷はつく。
結構丁重に使っているんだけれど難しい。
ZidjianのPlatinum Finishってのも1990年代にあったけれど、中古で見かけた感じ、剥がれは結構見受けられた。
なので先ずカラーシンバルを購入するなら傷がつきやすいということを覚悟の上で購入すべし。
おススメ度
正直な話、親しい人が選択肢に入れていてどう思うか聞かれたら
「やめとけ」
って言うかなぁ。
そのメーカーのモニターでバックアップがあるのなら好きにすれば良いけれど
消費者として購入するのならマメには変えられないでしょう?
自分、カップチャイムを黒く塗ったの注文して失敗したなぁって思ってる。
音色は問題ないんだけれどさ、やっぱり傷が気になるから。
傷が気にならない人、凄い丁寧に扱う自信がある人は好きにすれば宜しいかと。
やっぱり好きな人にとって見た目は魅力的。
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