ドラムのレコーディングしている時にさ、当時のVocalが横からしゃしゃり出てきて。
「俺の知り合いのバンドじゃドラムはトリガー使ったから凄い良い音で録れたって言ってたよ」
とか言い出したとき、言葉を失ったよ。
はい、イラっとしても基本ポーカーフェイスの(つもり)のFuyukiです。
っつーか、そもそもポーカーってどういうルールなのか知らんけど。
僕はドラムは生音原理主義でございます。
ただ
「トリガーだとか電子ドラムなんて使いたくなーい」
って言うだけじゃなくて、
キッチリ整備した楽器を用意して適切に叩く努力は最低限いたします。
っていう感じでやっているんだけれど、そのVocalって基本周りみていないし理解しようともしない。
そして何故かやたらマウント取ろうとした発言が目立つ….のは良くある話?
もしドラムトリガー使うとなったとしても知識も機材もないとお話にならないじゃん。
そこすらすっ飛ばしてくるから腹が立った記憶がある。
気を配り音を組み立てて良い音で録れてもその後が問題。
メンバー内で編集すると必要以上に弄られてしまうのも良くある話だと思う。
新しい手法だの、どこからか聞きかじった小手先のテクニックだの試したくなるんだよね、人間って。
それ、不要だから。
何のためにヘッド張りなおしてチューニングに時間をかけてるのか意味がワカラン。
レコーディングしているときの生音で普段のリハーサルスタジオのドラムと全然音が違うのを体感していても
時間が経つと忘れちゃうのかもね。
それとも僕の耳や基準がおかしい???
例えばさ、他のバンドのお金かけてレコーディングスタジオ借りて
エンジニアも雇って作成した音源でさ、
ドラムは実際に叩いているけれど機材はスタジオのモノって場合。
そこまで音が良く聴こえなかったんだけれど。
これならウチのドラムの録りっぱなしの音の方が絶対良いじゃんっていつも思う。
ただねー、そのドラムの音も他の音と混ぜるときに編集されて随分変わっちゃう。
果たして、弄る意味、あるの?
って僕的には思うんだけれど。
ドラム弄る割には編集しているメンバーは自分の音はそこまで弄らないんだな。
分離がどーのとか、被るだのってイコライザーを弄るんだけれど。
ドラムってそもそも共鳴するモノですから完全な分離をさせるのは不自然、というか不可能。
だからこそのエレキドラムだったりトリガーなのかもしれないけれど…。
大体、ライヴの時なんて全部混ざってるじゃん?
あー、でもロックバンドのライブってマイクで拾ってミキサー通ってスピーカーから音を出しているから….
とか色々考えるんだけれど…
それでも分離ってそんなに大事?
ドラムチューニングする段階で共鳴はなるべくしないようにはするけれどさー。
僕の場合は多点数なのもあるけれど。
時間や費用がないのもあるけれど
「まぁ、大体、こんなもんじゃね?」
って感じで片付けられがちのような気がして。
自分がドラムだからってわけじゃないけれど、
ドラムの音が綺麗によく録れてるって評価ポイント高いと思うよ。
ドラマーってバンドヒエラルキーの中ではおざなりになりがちだからね。
スタジオだってそう。
備品機材でドラムがちゃんとしているスタジオは全部が良いんだよね。
どうしてもドラムが後回しになりがちだったり、知識がある人が少ないから。
ま、人のことだからどーでもいーんだけれど。
因みに、僕がインディーズアーティストの音源を貰って
「この人、本気だな」って思える時で一番印象に残るのはVocalの歌メロとそのアレンジ。
申し訳ないけれどVocalの音楽的なリテラシーやセンスは一番高い必要があると思うのだけれど
残念なことが多いから…。
で、次にドラムの音がどこまで良いか….
他は言わなくても気にするパートだから…。


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