占いの前に、状況の流れから。
2010年の6月2日にドラムレコーディングを始めた。
横浜某所に自前のドラムセットを持ち込んでセルフレコーディング。
期間は2日間。
スタジオは朝9時~夜10時までを丸々ロックアウトで借りた。
マイクを立てるのも音量のレベル取りもメンバーで分担してやったので、
録り始めるまでが非常に長かった。
実質、初日は1曲しか録れなかったんじゃなかったかなぁ?
曲によってスネアは全部入れ替えた。
この消えたスネアは「約束の地」という曲で使用した。
2日目のお昼休憩前に録り終えた。
ランチにしようと言うことで、スタジオから出る前に次の曲の為にスネアを入れ替えたんだよね。
GretschのBroadCasterを普段から使用しているソフトケースにしまい、
次に「雨乞い」を録るのにPearlのCustomClassicをスネアスタンドに乗せて。
問題はスタジオに鍵をかけないで留守にしてしまったこと。
スタジオの防音扉を開けると目の前に駐車場に繋がる自動ドアがあること。
でも、防犯カメラはある。
そして、どのタイミングでスネアが消えたかは誰も把握していない。
当時、僕を含めてスタジオに出入りしていたのは3人。
スネアは全部で4台は持ち込んだ。
全部同じようなケースに入っている。
ドラムセット自体はハードケースに入れていたけど、サイズで何が入っているか一目瞭然。
バスドラムx2、FTx2、TTx5で全部で9個口。
スタンド類は常にケースに入れるときに数を数えて収めてる。
大き目のハードケースにスタンドの脚類、
小さ目の衣装ケースにスタンドの上部や小さなホルダー、アダプター類と明確に分けて入れている。
シンバルケースはZildjianのFRPのケースが2つとNovoChinaが一枚だけ入れてあるPearlのファイバーケース。
標準的なボックスカーにぎっしり積み重ねる物量。
厳密にやるのなら搬出入リストでチェックをやる。
自分たちレベルのロックバンドでそこまで細かいことやる人は見たことないけれど
本来ならやるべき。
荷物が多い、忘れ物しやすい人なら猶更ね。
僕は….基本そういうのやりたい人だけれど
そこまでやると周りに引かれるのでやらない人。
次回、大量のモノを搬出入するとなったら必ずやろうと思ったよ。
家の玄関に一旦楽器を降ろして、翌日自室に片付けたんだけれどさ、
その時にスネアが一台無いことに気づいた。
でもまぁ、その前になんでか分からないけれど、「約束の地」を叩いている時に
「なんだか分からないけれどこのスネア叩くの今日で最後のような気がする」
って感じてた。
本当になんでか分からないけれど。
なので見当たらなくてもそこまで驚かなかった。
ま、仕方ない、スタジオに連絡し置き忘れていないか連絡したけれども
残念ながら駐車場にもスタジオ内にも無かった。
そこで警察に紛失届を出した。
スタジオから最寄りの警察署へ届け出たが盗難の可能性もあるので
盗難届を出すように言われた。
また、楽器屋等に転売される可能性があるので楽器屋にも連絡した方が良いとアドバイスをもらう。
防犯カメラをチェックするのは警察から届け出を出すようだけれど
必ずしも見せてもらえるものでもないらしい。
地味に社会勉強させてもらったよ。
この消えたスネアはメインで使っていたので無くなって困った。
「いつかはGretsch」
的な憧れのスネアでさ、それまではずーっとTAMAの深さ8”の厚胴Gibraltarバーチスネアを愛用。
TAMAのスネア凄い気に入っていたんだけれど余りにも重いのと、
あるギタリストに
「安物そうなのにとてもいい音しているじゃん」
と言われたので、一台くらい誰が見ても分かる高い楽器を持っていても良いかなと思って購入したんだ。
それからタイミング的にダメージを食らったトラブルがあって一回区切り直しの意味も含めて。
その前からGretschを試しに叩いてみて良いなーってずーっと記憶に残っていたのもある。
それだけでなく、USAパーツのスネアは生産終了するので輸入代理店が在庫処分すると言うことで相当値下げしていたのもある。
長く書いたが、偶然か必然か買える条件が幾つも重なったのだ。
仕方なく代わりの楽器を探すことになった。
お陰で色々試して勉強になったのだった。
それまで偶々手に入れた楽器ばかりで、
見たり試したり検討したりと言うことを殆どしてこなかったのだから。
話はガラっと変わり9月に不思議な企画があった。
いつもシャンプーやら石鹸をオーダーしているハーブ園が12周年記念ということで、ハーブ園の神様からメッセージを常連の客にお届けします、というものだった。
なんでも、このハーブ園には妖精やら神様やら最近は宇宙人や龍まで集う不思議な場所になっている。
その時のブログはコチラ
確か特別にメールでメッセージいただいたと記憶している。
そこで驚愕の内容。
「あなたに原点に戻ってもらうためにわたしが楽器を隠しました(以下略)」
「なんだそりゃ?」と言うのが素直な感想。
なので、きっと誰かを使役して持ち去らせたのかな、位に思った。
また手元に戻ることを願いながらね。
数カ月色々なメーカーも含めて相当な台数を試して購入したのがGretschのG4160。
これはブラススネアを選択するとしたらLudwigのBlackBeautyかG4160か、みたいな存在。
ま、大体はみんなLudwig選ぶ人が多いけれど。
長くなったので続く。
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