続 <怖くない怪談>スネアが神隠しにあった話。

蒼い蝶の神託

大分時間が空いちゃったけれど、前回のお話の続き。

スネアが神隠しにあった話。

神隠しに遭ったものが戻ってくることは少ない

パワーストーンのアクセサリや文房具が消える──そんな話はよく聞く。
けれど、楽器がまるごと消えるなんて、僕の知る限り滅多にない。
盗難に遭ったならまだしも。
ハーブ園の神様から
「わたしが隠しました」
なんて言われても、誰か人を使って隠したのだろうと勝手に推測していた。


8か月後の再会

そして2011年2月4日。
代わりに購入したG4160を叩いた瞬間、一発で打面が破れた。
今まで一度も破ったことがなかったのに。
ヘッドも交換してそこまで叩き込んだわけではない。
アイキャッチのヘッドがその破れたヘッドだったと記憶している。

「これは偶然?それとも合図?」

新しいヘッドを買うついでに、クローゼットのスネアや備品をチェックした。
すると──空いていたはずのスペースに、BroadCasterがひっそりと戻っていた。


インド占星術的に見ると

消えた2010年6月は、天王星と木星が牡羊座入り直後。突発的な出来事や「居場所が急に変わる」象意が強い時期だった。
冥王星も絡み、「強制的に消える」エネルギーがピークに。

一方で、戻った2011年2月4日は立春=旧暦の新年。
木星は魚座に入り、再誕の象意。
土星は天秤座で調和を取り戻す。
「消えたものが秩序に帰還する」星並び。


易で占うと

本卦:地水師 …「暗闇に隠れる伏兵」
之卦:地沢臨 …「節目に再び現れる」
互卦:地雷復 …「戻る・帰る」

卦の流れは「仲間とともに暗闇に潜み、節目に帰還する」という物語を示していた。


総合すると

インド占星術は「ケートゥの吸い込み=異界に一時保管」
易は「暗闇で眠り、節目に戻る実況」
両者を合わせれば──

BroadCasterは“音の倉庫”に一度返却され、立春という新しいサイクルで舞台に戻ってきた。

この頃は立春なんて全く意識しない生活だった。
精々、関東では余り一般的でない恵方巻のゴリ推しで
食料廃棄が話題になる日くらいにしか思っていなかった。


怖くない怪談の結末

これは作り話ではなく、僕が実際に体験した出来事だ。
あれから年月が経っても、今も思い出すたびに不思議さが胸に残る。

BroadCasterは、一体どこに行っていたのだろうか。
ただのクローゼットの空白か、それとも音霊の空間か。

この奇跡は人に伝えるべき

BroadCasterがクローゼットから出てきて急いでハーブ園のオーナーにメールで知らせた。
オーナーも非常に驚いていた。
その後、再度神様からのメッセージを戴いた。
「この奇跡を人に伝えるべき」
的な行があったんだけれど、今なら

「勝手に人のモノ隠してまだ出しておいて、何が奇跡だ!」
ってちょっと悪態つきたくなる。
( ´艸`)

人間、起きることに無駄は無いし、意味もあるのを今ならよく理解できる。
だからこの件もとっても大事な出来事の一つ。

この件に関して散々バンドのメンバーの一人には馬鹿にされたけれど。
そうそう、たまたまその人の誕生日を知ったので占ってみたら納得の内容だった。
( ̄ー ̄)ニヤリ

そして楽器にもまた魂がある。
必要なとき、必要な場所へ──まるで神様の采配のように。

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